iPhoneにエンジンオイルがかかってしまった【千葉県館山市】 - iPhone修理千葉本店（西船橋）

千葉県館山市から、iPhone4Sにエンジンオイルをかけてしまったというお客様がご来店されました。
iPhoneが水没したというお客様は大勢いらっしゃいます。
「iPhoneをトイレに落とした」「赤ちゃんのヨダレで水没してしまった」「ジュースをひっかけてしまった」「大雨の日にカバンに入れていて水没した」「ジョギング中に使っていて汗で水没した」などなど。
iPhoneの修理を長くやらせていただいていますので、様々な水没iPhoneを見てきました。
しかし、今回のようにエンジンオイルがかかってしまったというのは初めてでしたので、正直なところ修理できるのか自信がありませんでした。

こちらがお預かりしたiPhone4Sです。

よく見ていただくと、液晶が故障しているのが分かると思います。
他にも、通話相手の声が聞こえ辛い、通話相手に声が届かなくなる、という症状も併発していました。
通話相手の声が聞こえ辛いというのは、エンジンオイルがイヤスピーカのメッシュ部を塞ぎ、それが原因で聞こえ辛くなっているだけという可能性もありますので、クリーニングのみで修理可能かもしれません。
しかし、液晶とマイク（ドックコネクタ）の交換は確実に必要になるでしょう。
問題はエンジンオイルがどれほど内部に侵入しているかです。

開けてみると、相当な量のエンジンオイルが内部に侵入していました。
写真がうまく撮れませんでしたのですが、上の写真であればオイルがベットリと付着しているのが分かっていただけると思います。
これだけオイルが浸入していると、パーツ交換の前に内部を洗浄する必要があります。
各種パーツを取り外し、隅々までクリーニングを実施しました。

通話相手に声が届かない状態、とのことでしたが、やはりマイク（ドックコネクタと一体）に相当量のオイルが付着しており、クリーニングでは処理できずドックコネクタを交換することになりました。

こちらはスピーカーユニットです。
ドックコネクタと同じぐらいオイル漬けになっていたのですが、こちらは幸いなことにクリーニングと洗浄で使える状態に戻りました。
2時間たっぷり時間をかけて、洗浄とクリーニングを実施した甲斐あって復旧の目途がたちました。

交換が必要となったのはフロントパネルとドックコネクタのみ。
無事復旧させることに成功しました。
オイル没というのは初体験でしたが、修理できて良かったです。
今回は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。